混載便とは
1台のトラックに複数荷主の荷物を混載して輸送するサービスです。トラックをチャーターするに満たない荷物の輸送コストが削減できます。決まったルートを運行する路線便とは異なり、混載する荷物の配送先により柔軟にルート設定がされます。ただしチャーター便に比べ時間的なゆとりが必要となってきます。ある程度の時間指定なども可能になるケースもありますが、運行スケジュールの確認や調整が必要になります。
混載便の問題点
働き方改革により効率化が求められる物流業界ですが、いくつかの問題点が考えられます。
①規制強化による制限
物流業界の全体に共通する問題でもありますが、トラックドライバーの労働時間が規制強化され輸送能力が低下。
②トラックドライバーの不足
高齢化と若年層の労働力不足によりドライバーの人材確保が困難。募集コストも増加の一方です。
③コスト増加
ガソリン代や人件費の上昇により運行コストが増加。特に混載便はコスト
管理が複雑なため難題。
④デジタル化の対応
チャーター便などのシンプルな運行スケジュールとは異なり、集荷、積み替え、配送などの複雑な工程の効率化を促進し、競争力を維持又は向上させるには、クラウドツールやソフト、システム構築が必要となるために、ある程度の投資が必要。
業務提携による混載便の利便性アップ
別コラムでも紹介させて頂いているように、当社では「輸送効率の向上」「人手不足の解消」「物流のDX推進」については取り組みをしてまいりました。それらに加え更なる一手として顧客へのサービス向上のために混載便のカバー地域を提携により拡大致しました。宮城県名取市に拠点を有する同業者と提携。2次中継拠点として整備し、長距離輸送を中継し分担することで2024年問題を解決し東北と新潟へサービスを拡充しました。これまで料金算出や顧客よりの問い合わせへの回答に要していた時間を削減することが出来、ご要望のあったお客様にご満足いただいております。
まとめ
企業間中ロット混載便に長年注力し、中継拠点を充実させてきた当社では、既存の対応エリアに加え、関東、関西、中部、静岡、岡山にて集荷した荷物を東北6県(青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島)及び新潟県へ混載配送が可能となりました。路線便以上でチャーター便未満の物量輸送に最適です。2,000kg又は4パレットでも対応出来、さいたま市の拠点発なら翌日着荷が可能です。是非ご相談ください。よろしくお願いたします。